導入したきっかけは何ですか?
まず第一に仔牛の命を守る為です。目で見ただけでは発見できない体調不良の前触れを畜産IoTシステムを利用して、少しでも早く気付いてあげる事ができれば疾病の早期発見、早期治療ができるのではないかと考えました。
また仔牛の活動量を牛舎以外の場所でも簡単に確認できる事で業務軽減にもつながるのではないかと考え、導入を決めました。
実際に導入してどのように運用されていますか?
哺乳ロボットを使用している仔牛に装着しています。
見回り時や、その他の業務の合間に端末モニターを確認し、活動量グラフの動きに異変があればすぐに現場を確認するようにしています。また、治療や異変があった場合のカルテやメモとして使用しています。
導入したことで何が変わりましたか?
当農場では目視とアットモーメントを組み合わせる事で特に熱発の発見が早くなりました。
あとは熱発や下痢での重症化が目に見えて減少しました。アットモーメントを導入してから点滴等行うような仔牛が1頭も発生しておらず、とても助かっています。
<取材先情報>
有限会社サカモト
鹿児島県西之表市西之表
酪農 総頭数 約440頭(子牛 約90頭)