導入したきっかけは何ですか?
近年畜産農家が減少する中で、生き残るためには規模拡大を行わなければならないと常々考えていました。どれだけ頭数が増加しても牛舎で作業できる時間、1頭当たりにかけられる時間は限られています。その中で@MOWMENTを使用し常に活動量を確認できれば、限られた時間の中で効率的に管理を行うことができ、スタッフの負担軽減になると考えました。また、生き物相手の仕事ですので事故等少なからず発生します。その際に活動量のデータがあれば「この時に治療すればよかったのでは?」等スタッフ全員で反省や改善点をはっきりでき、より良い管理を目指せると思い導入を決めました。(宮本社長)
実際に導入してどのように運用されていますか?
現在哺乳ロボット牛舎で使用しています。まずアラートが発生した仔牛は、全頭目視で確認を行います。見回り時にグラフの動きを見て怪しい仔牛が見られたら目視と哺乳量と組み合わせて体調不良の判断を行っています。(鳥羽、江草)
導入したことで何が変わりましたか?
導入してから現在、点滴などの重症化する仔牛が一頭も発生していません。また、今までの目視と哺乳量に活動量のグラフが加わった事で判断材料が増えアラート発生より先に体調不良に気付く事もあり、早期発見・早期治療を実践できていると感じています。(鳥羽、江草)
<取材先情報>
熊本県菊池市泗水町
株式会社 ミヤモトファーム様
和牛繁殖
母牛170頭、仔牛140頭