牧場について
和牛繁殖農家、母牛50頭、セリ前までの仔牛(9か月齢)40頭。
アットモーメント機材構成は受信機1台、タグ15個。
業務全般を担う徳井忠文さんがインタビューを受けてくださいました。
忠文さんは新規就農されて9年目。
学校卒業後は自衛隊に4年間入隊しており、その後おじいさんと一緒に約3年間牛飼いを学びました。
この間、15頭から30頭に増頭し、現在は50頭にまで増頭されました。
@MOWMENT(アットモーメント)について
ー“アットモーメント”を導入したきっかけは何でしょうか?
忠文さん 50頭に増頭して、3~4年は特に問題なかったんですけど、だんだん状態が悪くなり
2、3年前には仔牛の事故が続いてしまいました。仔牛の体調管理ができるものが無いか探していたところ、母親がアットモーメントのことを知ったことで導入することになりました。
ーアットモーメントの活用方法を教えてください。
忠文さん 生まれてから3~4ヶ月齢まで装着しています。
アラートが出たら、対象の牛を確認して獣医さんに診てもらいます。少し風邪気味かなと思う場合は軽めの処置を実施します。
アラートと合わせてグラフも一緒に確認することで仔牛の体調管理に役立てています。
運用開始当初は、アラートが出ているが症状は何もなく牛も元気だったので様子見をしていました。
しかし、その後体調を崩し悪化するというパターンが何度かあったので、アットモーメントは早い段階で不調を捉えていることを実感しました。
①アラートが出たら
②仔牛をチェック
③獣医さんに診てもらう
というルール化をしたことで、仔牛の体調不良に対して初期の対応ができています!
個体管理の面では、以前は自社耳標で管理していましたが、アットモーメントのシステムで牛の情報も登録できるので、ウェブ上で管理できるようになったのが非常に楽です。
ー導入して何が変わりましたか?
忠文さん 事故が減り重症化する牛がいなくなりました。健康に育てば最終的に増体が良くなるので、牛の価値があがりました。
牛舎にいない時間もあるため、アットモーメントを付けていることで安心感があります。