導入したきっかけは何ですか?
― 弊社の“@MOWMENT(アットモーメント)”をお知りになった経緯を教えてください
細谷さん 田んぼが忙しくて…一時期、治療が遅れて虚弱な仔牛が多く、事故も多かったので非常に困っていたところ、業界紙の広告でこの商品を見つけて。すぐ電話で問い合わせたよ。
― 今回は、秋田県の補助事業を利用されての導入となりましたね。私たちが現調に行ったときに、さっそく行政の方を交えてシステムのご説明をさせていただけたので、とてもスピーディに事が運びました。
細谷さん 補助事業を推進する行政にも積極的にサポートしてもらえて良かった。とにかく、早くアットモーメントを導入して仔牛の事故を最低限にしたいという思いが強かったので非常にありがたかった。
@MOWMENT(アットモーメント)の活用方法
― どのステージの仔牛を“@MOWMENT(アットモーメント)”で管理していますか?
細谷さん 生まれ落ちからだいたい5カ月齢ぐらいまで。去勢とか牛舎移動とともにタグを外して、また次に生まれた子に取付けてタグを順繰り使っています。
― 細谷さんの場合は、部会、稲作やWCSの事業もあり、ご多忙で牛舎に居られないときが多いですが、“@MOWMENT(アットモーメント)”はどんな感じで使っていただいていますか?
細谷さん 以前は、調子が悪い仔牛が居ないかどうか、牛舎と田んぼを何度も往復したりして…とにかく手間がかかっていたんだけど。今は、アットモーメントから携帯のメールに送られてくる「アラート」を頼りにしている。メールが届いたら、時間を見つけて検温。必要に応じてすぐ担当獣医に依頼して処置をしてもらっています。
― ちなみに(シニア世代の細谷さんに対し)、こういった畜産ICT系に抵抗はないですか?
細谷さん 繁殖用で他のサービスを使っていて、その経験があるのでとくに抵抗はなかった。わからないときは(弊社)スタッフに電話して聞けば教えてくれるから助かります。
導入効果を教えてください
― 実際に導入してみて課題は改善できていると感じますか?
細谷さん だいぶ楽になった!外出中に見逃しているような不調を見つけられるので治療のタイミングを早くすることができて安心している。また、外出中に気になっていた牛舎の仔牛たちの不調を、手元のスマートフォンがお知らせしてくれるので、他の作業に集中できるようになったのが大きい。
最後に!
― 秋田県でのユーザー第一号が細谷さんです。これを機に秋田県の皆様に「アットモーメント」を知っていただき、さらにお役に立てる存在になれたら嬉しいです!
細谷さん 「秋田県で一番乗り」って響きが良い(笑)
<取材先情報>
秋田県大仙市清水
細谷精悦 様
和牛繁殖
繁殖母牛 約70頭
一般社団法人 秋田県農業会議 副会長
農事組合法人 清水東部