牧場情報
■小脇牧場 様
種子島の南種子町にあり、酪農と和牛繁殖を両立する牧場です。
母牛の頭数は、乳牛260頭、和牛230頭。
哺乳ロボットの仔牛50頭にアットモーメント使用。
@MOWMENT(アットモーメント)について
― 導入したきっかけは何ですか?
荒河部長 長年勤務していた、和牛繁殖の選任スタッフが退職することになり、人員配置と、業務の見直しが必要になりました。
酪農と和牛繁殖の両立で多忙の中、経験のあるスタッフが不足し、限られた人員と時間で業務を効率よく行う為には、アットモーメントのようなICT機器の活用は、今後の牧場経営において必須であると感じていたため、導入を決めました。
― どのように活用されていますか?
荒河部長 アラートが出た仔牛は必ず全てチェックします。症状がある仔牛は早期治療、症状がない仔牛は抗生剤(ペニシリン)を投薬するなどの『予防処置』を行います。アラートが出た時点で症状がない場合も、何かしらの予防は全頭行うようにしています。
アラートが出た時点で健康に見える仔牛でも、半日後には下痢が発生する事例も多々ある事から、予防処置にはたいへん効果があると感じます。
予防処置をやる事によって、平均的に仔牛のコンディションも良くなりました。
― 導入してから、どのような効果がありましたか?
荒河部長 アットモーメント導入前に比べ、死亡事故が減少したんです。
アラートによる『事前予防処置』の効果があり、病気を事前に防ぎ、治療する仔牛の頭数が減りました。また、病気をしても重症化する仔牛が少なくなりました。
病気しない仔牛が増える事により、より健康で、価値のある仔牛が多くなりましたね。
最後に・・・
― @MOWMENT(アットモーメント)を活用しての今後の取り組みなどあれば教えてください
荒河部長 日々の業務の中で、アットモーメントのような可視化できるデータと他のデータを紐付け、より健康で価値のある牛を育てられるよう研究し、牧場の財産となるよう蓄積していきたいです。
また、今後の業務の省力化と均一化のツールとして活用し、より良い経営のため、課題解決、改善等の時間を確保して、さらなる牧場の発展を目指したいです。
<取材先情報>
鹿児島県熊毛郡南種子町
有限会社小脇牧場
部長 荒河誠二様
<乳牛>
成牛260頭 育成牛90頭
<和牛繁殖>
母牛230頭 仔牛100頭