導入したきっかけは何ですか?
弊社では約15年前から搾乳ロボットで成牛の体調管理を行っていました。しかし、仔牛にはそういった管理システムがなく、日頃から仔牛に特化したものがあればいいなと感じており導入を決めました。
以前、海外の研究で「仔牛の時に病弱な子は、成牛になった時に乳量が少ない」という文献を見たことがあり、仔牛の時期の疾病の早期発見・治療の重要性を常々感じていました。システムの導入にはコストがかかり悩まれる農家さんもいらっしゃると思いますが、仔牛の時期のコストは健康に成長すればいくらでも取り返せると私は考えています。
実際に導入してどのように運用されていますか?
主に哺乳ロボット牛舎で使用しています。「活動量」「哺乳量」「目視」を総合的に判断しながら体調管理を行っています。スタッフ全員で色々なデータを見ながら管理できる事に他の農場さんと比べて強みがあるのではと感じています。また、イベント登録機能(ワクチン等)や治療履歴管理なども行えるので誰がどこにいても確認できる事がとても助かっています。
導入したことで何が変わりましたか?
まず、治療管理がとても簡単になりました。また、「活動量」が可視化された事で仔牛の状態を以前より比較しやすくなり、牛を見る技術がなくてもシステムを使用すれば管理出来るようになりました。後は、牛舎以外でも(携帯などで)アットモーメントを見れば仔牛の状態を予想することができ安心できる、といった点が変わったと思います。
<取材先情報>
熊本県合志市 有限会社石坂ファーム 様
酪農業
総頭数 800頭
仔牛頭数 200頭
HP https://ishizakafarm.com/
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