今回、導入したきっかけは何ですか?
和牛受精卵を移植した仔牛が今年から産まれはじめたのですが、ホルスタイン、F1と比べて病気がちで成育も思わしくなく、何かしらの対策が必要だと感じていました。
導入の決め手は何でしたか?
実際の導入事例での効果が実証されていた事です。
今後、第2牧場の計画もあり、経験のある人材確保が難しい中で、「経験」や「感覚」だけに頼らないIoT機器の活用によって効率的な牧場経営に役立つと考えたためです。
どのように運用していますか?
活動量低下でアラートの出た仔牛に対して、ピンポイントで病気、下痢の早期予防、治療を行っています。
導入して変わったことは何ですか?
早期発見、治療により病気をしても長引かせずに治療回数も激減しました。結果的に治療代も減り、健康的な仔牛が増えたことで出荷する牛の価値も上がっています。多忙な酪農業の中で、仔牛管理の部門においてはスタッフの業務負担が軽くなりました。
<取材先情報>
株式会社オオツボ 様
熊本県人吉市 酪農
飼育頭数 搾乳牛500頭(内 仔牛100頭)