見える化で更なる高みを目指す

平松グループ代表取締役 平松 正弘 氏

今回、導入を検討したきっかけはなんですか?

理想とする飼育方法の実現、畜産業界の改革、従業員の負担軽減、和牛ブランドの強化などさまざまな要員がありますが、現在においても経験と勘に頼ったままの飼育方法であるということに強い危機感を持っていました。
データ分析による裏付けの取れた飼育方法に積極的に変えていかなければいけないとの強い思いから導入を検討していました。

導入の決め手となったのはどういった部分でしょうか?

アットモーメントは仔牛の健康管理に特化しているという点です。
畜産農家として一番大きな損失は仔牛の死亡です。
経済的な損失はもちろんですが、仔牛が死んでしまうことで従業員のメンタルにも影響があったり、大切な命をいただくという食育の根幹にも影響します。
仔牛の命が失われていく状況を改善できる可能性を感じたことが導入のきっかけでした。

実際に導入してどのように運用されていますか?

2020年11月から運用を開始して約5ヶ月が経過しました。
生後から月齢5ヶ月までの全ての仔牛にアットモーメントを取り付けています。
毎日、スタッフがアットモーメントを使い、体調の悪い仔牛の把握や投薬履歴などの情報を共有しています。
体調不良もいち早く見つけることができ早期治療に結びつけることができるようになりました。
当初、システム導入に懐疑的だった現場主任が今では画面にかじりついてチェックしているのが印象的です。

導入したことで何が変わりましたか?

一番の良さは「超早期発見」と「治療回数の激減」に尽きます。
今までは獣医が見てもわからない部分があったり、経験という名の勘に頼っていました。
アットモーメントを導入して仔牛の状態を全て把握することが可能になり大きく概念が変わりました。
助けられる命が増えたことによりスタッフの士気が上がり笑顔が増えました。
業務効率が改善されたことにより残業もほぼなくなりました。

私の持論ですが、牛はできるだけ人間が干渉せず自然に近い状態の方がよく育ちます。
信じられないかもしれませんが、直近の実績ではノーワクチンで仔牛の生存率97%を実現しています。
それに伴い、仔牛の発育そのものがよくなっていると感じます。
このまま健康に育てば2年後には出荷が始まりますが今までよりも数段美味しいお肉をお届けできるのではないかと期待しています。

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